ブログのタイトルには、「あなたの〜」や「あなたが〜」をつけて、おまけに人のコンプレックスを刺激すると、人々の注目を集められて効果的らしいです。
この本からは、「ほら、そこの平凡なあなたも簡単なチェックリストを使う習慣をつければこの著者みたいに立派な仕事ができますよ?」みたいな匂いがプンプンしていて、そや氏もそれにつられた一人です。
しかしながら、この本は「アナタ」が「チェックリストを使わない」理由を教えてはくれません。
チェックリストを作ってみたらうまくいきました、みたいな事例紹介ばかりです。
じゃあどんなチェックリストを作っているのかな?と思っても、紹介しているのが医療業界や航空業界のことで、ちょっと遠い世界の感じです。
著者のアトゥール・ガワンデ氏はアメリカの外科医で、世界で最も影響力のある100人にも選ばれたことのあるすごい人です。
原著のタイトルは
“The Checklist Manifesto: How to Get Things Right”
ということなので、煽りタイトルは日本の編集者が時代に合わせて勝手につけたのでしょう。
タイトルと内容の翻訳の仕方が違えば、印象も違ったように思います。
とはいえ、タイトルを見ただけでもチェックリストを導入してみようかな、という気持ちにさせるので、タイトルだけでもぜひ読んでみて下さい。内容は、読まなくてもいいと思います。
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